2017年4月21日金曜日

学芸員さんが親切に教えてくれた 知内のノスリ 八雲のアイヌ語の碑

私が住んでいる函館から知内町(しりうちちょう)に向かう途中、国道の歩道にうずくまっている鳥が‥。ワシ?タカ?車にぶつかってケガをしたのかと思ったのですが、目があった途端、獲物をぶら下げて飛びたち、森の方に消えてしまいました。去年のことです。

画像に含まれている可能性があるもの:屋外

この鳥は何なのか、知内町の町名はアイヌ語の「チリ・オチ」(鳥・居るところ)からきていると聞いたことがあるので、郷土資料館に行ったらわかるかもしれないと思い、ずうずうしくも知内町の郷土資料館で学芸員さんに「この鳥は何でしょうか」と聞いてみると、学芸員さん、図鑑とか見だして調べてくれています。
「あの、忙しかったら自分で調べてみますけど」と言ったんですが、「こういうの、私たちの仕事ですから」と。「ノスリのようですね」と一応の結論を出してくれたのですが、地域の野鳥の会の会長さんに電話をかけて聞いてくれています。結局、若い学芸員さんが私を車に乗せて、野鳥の会の会長さんの家まで連れて行ってくれました。「ノスリですね。猛禽類はこのように獲った獲物を抱え込む習性があるんですよ」。なるほど、なるほど。「ところでこのあとの写真は撮りましたか」。「獲物をぶらさげて森の方に飛んで行ってしまいました。慌てていたので写真は撮れなかったんです」というと「それは惜しいことしましたね。いつでもシャッターを切れるようにしとかないと」。とこういうことが去年あったわけです。

次に下は去年の秋に撮った写真です。去年と一昨年と2回にわたって函館市の博物館のアイヌ語講座に参加したのですが、八雲町の落部にアイヌ語の碑があると教えてもらいました。アイヌ語の碑というのは、他にないと教えられたのか、めずらしいと教えられたのかは忘れてしまったんですが、どうしても見てきたくて、八雲町の郷土資料館に行って、場所を聞きました。若い学芸員さんがこれまた親切に「落部」にある神社を教えてくれました。

写真に収めたものの、碑が風化してきて読みにくくなっています。読めても意味は分かんないんですが・・・。その下の写真が、碑の意味について書いているものです。



学芸員さんたちにはこんな風に大変おせわになりました。学芸員は地域の歴史や自然を掘り起こして、保存して、伝えていく、地域の宝かもしれません。

「一番のがんは学芸員。この連中を一掃しなければ」と言った大臣がいたそうですが、悲しいというか、悔しいというか、こういう大臣こそ一掃されてほしいですね。

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