2012年10月11日木曜日

ウガノモクが佃煮になった

ウガノモクの製品化の記事が今日の北海道新聞の別刷り「みなみ風」に載っていました。

ウガノモクは函館の宇賀浦にちなんで名前がつけられた海藻です。健康にもよいことがわかり、ガゴメコンブとともに、函館の海の幸をまちおこしに活用できないか注目していました。

記事の内容をそのまま紹介しましょう。

「漁師も迷惑」やっかいものの海藻・ウガノモク
漁協と協力 佃煮に
七飯・中水食品工業が開発


ウガノモクは、福島県以北から北海道に分布する海藻。函館市の宇賀浦にちなんで名前が付けられた。4月から6月にかけて成長し、根元はハタハタなどの産卵場所になる。生態系に欠かせない海藻だが、これまではほとんど食用にならず、コンブ漁の際にスクリューに絡むこともあって、漁師から迷惑がられる存在だった。

海藻研究の第一人者である北大大学院水産科学研究員院の安井肇教授は、ウガノモクに食物繊維の有用物質・フコイダンが多く含まれることなどに注目。「かなりよい素材なので商品化できないか」と、つきあいのあった中水食品工業に提案していた。同社も「漁師にとっての厄介者を商品にできたら面白い」と製品開発に乗り出し、根崎漁協に協力をあおいだ。

同社の市川英樹部長は「シャキシャキとした食感を残すため、乾燥させたものではなく、生のものをつかっているのがポイント」という。砂糖やしょうゆで味付けし、女性や子どもでも食べやすいよう、まろやかな味に仕上げている。「ウガノモクという海藻があることを函館や近郊の人に知ってもらいたい」と力を込める。(以下略)

ウガノモクについては、私も以前にブログ「ガゴメの次はウガノモク」で紹介したことがありました。http://takahasikadai.blogspot.jp/2010/12/blog-post_729.html

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