2017年8月11日金曜日

「お訴えさせていただきます」という演説冒頭の言葉について

いまは亡き私の先輩議員がかつてだれかの演説を聞いていて「こういうのイヤだね」とボソッとつぶやいたことがありました。それは演説の内容ではなく冒頭の部分「お訴えをさせていただきます」。イヤな理由は言いいませんでしたが、その先輩は短い言葉で小気味よく話す人だったので、「言い回しが長たらしい」とか「くどい」ということなのかなと私なりに思っていました。
実は、今日読み終えた井上史雄『新・敬語論 なぜ「乱れる」のか』(NHK出版新書 2017.1)に、「お訴えさせていただきたい」の不自然さという見だしがついた文章が載っていたので紹介したいと思います。
選挙で「お訴え(を)させていただき~」と言う候補者がいる。抵抗を覚える人が多いようで、新聞やインターネットで話題になる。NHKの世論調査でも評価が低い。違和感の理由は二つある。
一つは「訴える」という動詞との不適合である。世論調査によると、「~させていただく」の受容度は動詞によって違う。恩恵をもたらすような意味だとよく使われる。しかし「訴える」は押し付ける感じなので、「~させていただく」とは結びつきにくい。
もう一つは形の目新しさである。「~させていただく」の上に「お」を付けたとも、「お~する」の下に「せていただく」を添えたとも、見ることができる。「お~になる」の下に「れる」を添えた「お~になられる」と作り方が似ているが、こちらは二重敬語として非難される。「お~させていただき」も槍玉に上がりそうである。
ところが、インターネットで検索すると、「お~させていただく」は盛んに使われている。「お送りさせていただき」「お取引させていただき」「お引き受けさせていただき」の類が氾濫している。商業的な場面で庶民のことばとして使われる。しかし「お訴えさせていただき」は、庶民ではなく、政治家が使う。
(中略)(「お~させていただく」という言葉の ※高橋)出現の理由は「敬意低減の法則」で説明できる。元の言い方が使い古されて、敬意がすり減り、丁寧にひびく言い方が新しく登場するのだ。一般人と違う言い方だが、選挙などを通じて庶民の耳に入って広がる。普通のことばの乱れが若い人のくだけた場面から広がるのと逆のルートである。
この本では「お訴えさせていただく」 が、違和感があると書かれていますが、間違っているとは書かれていません。丁寧にひびく言い方とも書かれています。

ところで、今年の7月に都議選挙があり、私も共産党の一員ですから、仲間とともに youtube などで演説を聞いたりして、自分の党の応援をしていました。志位委員長が演説を始めました。ああ言ってる言ってる。「お訴えをさせていただきます」。でも内容はすばらしかった。この選挙、暴走の安倍自民党政権には厳しいお灸がすえられ、共産党は躍進することができました。

「お訴えさせていただきます」――結局は好きか好きでないか、それだけのことかもしれませんね。

2017年6月5日月曜日

アイヌ語地名・・・北海道を旅するもうひとつの楽しみ③

またまた続きです。

アイヌ語地名は地域の特徴をあらわしているということを前回書きましたが、だとすると地域の特徴が似ていると地名が同じになったり、似るということもありえるはずです。

私の住んでいる函館から自動車専用道路である函館新道に乗って少し七飯町方向に行くと「武佐橋(むさばし)」という標識があります。私の伯父の家があるのも釧路市内の「武佐」というところ。調べてみると「モサ」「モセ」「ムセ」というアイヌ語から来ているようです。意味は「いらくさ」という植物だそうです。となると「妹背牛町(もせうしちょう)」の「モセ」も同じ由来かなと思って調べてみるとやはりそのようです。

先日、道南の厚沢部町(あっさぶちょう)を通った時に「目名川(めながわ)」というのがあったのですが、函館の恵山地域にも字は違うのですが「女那川(めながわ)」があります。蘭越にも「目名川(めながわ)」がありました。「目名駅」という駅名にも「目名」が使われていました。「メナ」というのは「細い川」とか「枝川」という意味らしいです。

このように、変わってるなあと思う地名が、北海道の他のところにあるのをみつけたりすると妙にうれしいのです。(おしまい)

アイヌ語地名・・・北海道を旅するもうひとつの楽しみ②

昨日からの続きです。アイヌ語地名の楽しみ方その3は、アイヌ語地名の意味からその地域の特徴を知ることです。私はアイヌ語のことを多く知っているわけではありません。函館市博物館のアイヌ語講座に2回参加しただけです。でもアイヌ語の単語をいくつか知っているだけでけっこういけるんです。

有名な単語をいくつか挙げましょう。一番よく聞くアイヌ語です。「ナイ」「ペツ」は川のこと。漢字では「内」「別」と書くことが多いです。「ナイ」「ペツ」がついていると、その地名は川の名前から来ているとわかります。「トー」は湖とか沼ですね。「苫小牧」の「ト」も沼のことだそうです。

次に「ポロ」と「ポン」。「ポロ」が大きいで「ポン」がちいさいです。私の住んでいる近くの大沼は「ポロト」からきています。翻訳型地名ですね。「小沼」は「ポント」。大沼のゆるキャラの名前が「ポロトくん」と「ポントちゃん」。「ポロ」は「幌」、「ポン」は「本」と書いたりします。北海道を走ると「幌内」という看板をよく見ますが、昔住んでいた人がきっと「大きな川」と考えていたんですね。

「オタ」とか「ウタ」は、砂とか砂浜とかを意味するそうです。寿都町には歌棄(うたすつ)という地域がありますが、この「ウタ」がこれにあたります。歌志内(うたしない)の「ウタ」もそう。「小樽」の「オタ」も、釧路の「大楽毛(おたのしけ)」の「オタ」も、小樽市内の「オタモイ」という地域の「オタ」もそうです。「オタモイ」なんていう地名は小樽しかないだろうなとおもっていたら他にもあるんですね、これが。一昨年、知床に向かっていたら「オタモイ」があるんですよ。びっくりしましたね。

「プト」というのは「川の口」とかいう意味だそうで漢字では「太」と書いたりします。江別市に「江別太」という地域があります。写真はそこにある「江別太簡易郵便局」です。この地域は千歳川が石狩川に合流する地点です。


私が釧路の小学校に通っていた時のこと、隣の釧路村セチリ太から通ってた子がいました。このあたりは地図を見ると釧路川と旧雪裡(せっつり)川が合流する地域になっています。だからセチリ太なんでしょう。おもしろいですね。

今日もこれくらいにしてあとで続きを書きます。

2017年6月4日日曜日

アイヌ語地名・・・北海道を旅するもうひとつの楽しみ①

北海道を旅する楽しみはいろいろあると思いますが、私のお勧めはアイヌ語の地名を楽しむことです。

北海道にはアイヌ語に由来する地名がたくさんあります。道庁所在地の札幌市だってアイヌ語由来の地名ですね。

私の楽しみ方は3つくらいあります。ひとつは言葉の響きです。道外の地名の響きと全然違うものが多いのです。私がいま住んでいる道南では、厚沢部町(あっさぶちょう)とか長万部町(おしゃまんべちょう)とか。昔住んでいた道東では、釧路市内の大楽毛(おたのしけ)とか、合併して釧路市内になった阿寒(あかん)とか屈斜路湖(くっしゃろこ)、あ、それから弟子屈町(てしかがちょう)も。子どもの頃、遠足に行った馬主来(ぱしくる)は、パ行音で始まるアイヌ語らしい響きがあります。


2つめは、アイヌ語地名に漢字の音をあてて現在の地名になっていますが、漢字の当て方が変に凝っていて面白いのです。さきほど紹介した馬主来を「パシクル」と読める人はほとんどいないと思います。こういう難読地名がたくさんあります。

釧路町の昆布森からシレパ岬までの根室浜中釧路線には、地図を見ると海岸に沿って難読地名が並んでいます。難読地名ロードです。地図から地名を拾うと来止臥、十町瀬、浦雲泊、跡永賀、初無敵、入境学、賤夫向、分遣瀬、老者舞、知方学、去来牛などとてもよめません。








行ってみて読めるようになったのは浦雲泊(ぽんとまり)、跡永賀(あとえか)、賤夫向(せきねっぷ)、老者舞(おしゃまっぷ)、知方学(ちほまない)、去来牛(さるきうし)。

「アイヌ語地名で旅する北海道」(北道邦彦 朝日新書)で調べてみると、来止臥(きとうし)、十町瀬(とまちせ)、分遣瀬(わかちゃらせ)が紹介され、アイヌ語の意味も説明されていました。とにかく読めません。

思わず笑ってしまう漢字の当て方もあります。


「可笑内(おかしない)」です。でもアイヌ語の意味が可笑しいわけではありません。「オ カシ ナイ」(川尻に・仮小屋がある・川)がアイヌ語の意味だそうです。

長くなったので今日はこれくらいにします(つづく)

2017年4月21日金曜日

学芸員さんが親切に教えてくれた 知内のノスリ 八雲のアイヌ語の碑

私が住んでいる函館から知内町(しりうちちょう)に向かう途中、国道の歩道にうずくまっている鳥が‥。ワシ?タカ?車にぶつかってケガをしたのかと思ったのですが、目があった途端、獲物をぶら下げて飛びたち、森の方に消えてしまいました。去年のことです。

画像に含まれている可能性があるもの:屋外

この鳥は何なのか、知内町の町名はアイヌ語の「チリ・オチ」(鳥・居るところ)からきていると聞いたことがあるので、郷土資料館に行ったらわかるかもしれないと思い、ずうずうしくも知内町の郷土資料館で学芸員さんに「この鳥は何でしょうか」と聞いてみると、学芸員さん、図鑑とか見だして調べてくれています。

2017年4月16日日曜日

谷村志穂『大沼ワルツ』が朝ドラになればいいのに

谷村志穂さんの小説『大沼ワルツ』(小学館、2016.7初版第一刷発行)を読みました。私が住む函館の隣町、七飯町の大沼が舞台になっています。地元バカと思われるかもしれないけど、私はこの『大沼ワルツ』がNHKの朝ドラになればどんなにいいだろうと思うのです。



2017年3月14日火曜日

人類史の新しい発見にワクワク

「人類がどう進化してきたのか」「人類は世界にどのように広がってきたのか」「日本人はどこからやってきたのか」、そんなワクワクするようなことがさまざまな発見によってわかってきています。人類史の新しい発見を報じる新聞記事の切り抜き帳です。

ルーツは南方にあり? 石垣島白保竿根田原洞穴遺跡㊦
DNA分析じわり解明


「しんぶん赤旗」2017.3.6付

前回に続いて、沖縄県石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で発見された多数の旧石器時代の人骨について、これまでにわかってきたことを紹介します。

2017年2月20日月曜日

小学校から英語を教える「英語熱」をどう見るか 『英語の帝国 ある島国の言語の1500年史』を読んで

以前、「英語重視ばかりでは」という記事を読んで  私もヘンだなと感じていましたという投稿をしたのですが、この本を読んで、問題意識を深めることができました。

『英語の帝国 ある島国の言語の1500年史』
「終章 過去を見据えて未来を展望する」抜粋学習ノート

「英語の帝国」としての現代日本
「英語の帝国」とは何だったのか。いままでの叙述を振り返ると、英語は中世のイングランドからウェールズ、スコツトランド・アイルランドのプリテン諸島ヘ、ついで、近代になると、海を趣えて、アメリカなどのプリテン帝国ヘ広がり、19世紀には、ブリテン帝国の中でもとくにインド·アフリカにわたった。さらには文字通りの「膨張する円」として世界中に拡大し、いまでも膨張し統けている。

この本は英語がどのように世界に拡散していったのか、そして今も拡散しているのかを丁寧に後づけている本であるといえる。127㌻のモデル図がわかりやすい。英語の初期バージョンの円→中核の円→外郭の円→膨張する円と拡大してきたが示されている。


2017年2月3日金曜日

『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち』を読んで

藤田孝典『貧困世代』(講談社現代新書)をきのう読み終えました。ショックでした。サブタイトルが「社会の監獄に閉じ込められた若者たち」となっていますが、この表現が誇張でもなんでもなく、現代の若者たちの置かれた状況を的確に表現していると知ったからです。


もう20年ほど前のこと、今は亡き父が私に向かって言いました。「お前たちは大変だなあ」って。そのころは、ちょうど年金の支給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられることが決まったころで、私たちの世代の暮らしのことを「大変だなあ」と言ったのです。

2017年1月27日金曜日

函館市の亀田地区の公共施設統合について⑥

2週間ほど前に「亀田地区の統合施設」についての紺谷克孝議員の6月の一般質問を紹介しましたが、今回は3か月後、12月の一般質問の内容を紹介します。

亀田地区の統合施設について
2016年9月14日 定例市議会紺谷克孝議員(日本共産党)の一般質問

●紺谷克孝議員の質問
大綱3点目の亀田地区の統合施設について、お聞きします。ことしの3月に基本計画が決定となり、その進捗状況をお聞かせ願います。

2017年1月24日火曜日

韓国ドラマでハングル学習(8) ハングルの子音字をイニシャルとして使う?

下のテレビ画面。「屋根部屋のプリンス」という韓国ドラマの一場面です。朝鮮時代と現代を行き来するという、何か幕末と現代を行き来する「JIN 仁」と似ているようなドラマなのですが、そのストーリーの中で出てくる似顔絵と描いた人のサインです。「E.O」と書かれています。これを見ていて「変だな」と思う人もいると思います。わたしもそうでした。

母とのドライブと釧路の思い出と桜木紫乃の小説と

去年の秋のことです。週に1度、私は母と買物をするのですが、季節もいいし天気もよいので、買い物のあと、母を車に乗せて、函館市近郊の茂辺地川のサケを見て、新しくできた木古内の道の駅に行くことになりました。

自動車専用道路から見える当別(北斗市)の円山を見て「あれは帽子山かい?」、セメント工場の煙を見て「あれは十条製紙かい?」と聞く母に、私は「また進んだなあ」と思いました。「帽子山」というのは、釧路近郊のたしか川湯温泉の方の山のこと、十条製紙(今は名前が変わっていると思うけど)は釧路市内の製紙工場のこと。母は函館と昔住んでいた釧路の区別が付かなくなってきているのでした。

2017年1月23日月曜日

「ら抜き言葉」について考える

何年も前のことだったのですが、うちの事務所の若者が、小規模なある集会で報告することがありました。話が終わってから年配の方が若者に「『見れる』は『ら抜き言葉』と言って間違いなので注意した方がいいですよ」と言ったんですが、私は口を挟まなかったんですが、ちょっと嫌な感じできいていました。

2017年1月15日日曜日

マレーシア語の先生は土木を学ぶ女子留学生

ふるる函館(函館市青少年研修センター)の企画、地球まるごとシリーズ第3期多言語講座のマレーシア語講座を受講してきました。

会場がわが家からは遠く雪道も心配だったので早めに家を出て会場に一番乗り。受付を済ますとスカーフみたいのをかぶってニコニコしている若い女性が講師の先生でした。


聞いてみると、函館高専の留学生とか。土木を学んでいるそうです。日本に来て3年、流暢に日本語を話します。「日本語上手ですね」というと、首を横に振りながら「日本語はうしろ(語尾?)がむずかしくて最初は全然わからなかった」そうです。

函館市の亀田地区の公共施設統合について⑤函館市の図書館機能のあり方

私はこれまで函館市の亀田地区の公共施設の統合について何度か書いてきましたが、紺谷克孝議員からこのこととも関連した「市の図書館機能のあり方」についての市議会一般質問の会議録をもらいましたので紹介したいと思います。

2016年6月23日 定例市議会一般質問
市の図書館機能のあり方について 紺谷克孝(日本共産党)議員

●紺谷克孝議員の質問
大綱1番目は、市の図書館機能のあり方についてでございます。その一つは、中央図書館を中心とした図書館及び地区図書室などの本来のあり方について質問をいたします。

函館市の図書館は、昨年の4月に中央図書館が指定管理者の管理となり、図書館そのものの運営が民間に任されるということになっています。また、地区図書室が統合計画の中でどう継承されていくのかが、市民の中でも今、議論が始まっています。

図書館とは、住民の誰もが気軽に知りたいことや学びたいことが必要となったとき、その必要なことに対して資料・情報を提供し、その手助けをする機関です。したがって、図書館は、常に情報収集して整理し、住民の要求に十分応えることができるよう準備をすることが求められています。

2017年1月3日火曜日

韓国ドラマでハングル学習(7)「本当に良い時代」に出てくる慶州方言

BSで放映された「本当に良い時代(참 좋은 시절)」(全50回)は、韓国東部の慶州(キョンジュ 경주)が舞台のドラマです。慶州の大家族に次々に起こる難題、それをひとつひとつ解決しながら、家族のひとりひとりが成長していく心温まるストーリーが展開されていきます。最終回の録画を先日見て、ほぼハッピーエンドといってもいい結末にホッとしたところです。

慶州という都市ですが、韓国の慶尚北道にある古都で新羅(シルラ 신라)の都があったそうです。ドラマのオープニングで慶州の町や、登場人物と関係のない市民の生活が映し出されれていて印象的です。

さてここからが本題の慶州方言(慶尚道方言)についてです。このドラマの中で話されている方言は、ドラマのストーリーの中でも話題になっています。例えば4人のカン家のきょうだいの長男、カン・ドンタクは俳優なのですが、その方言ゆえになかなか俳優として芽が出ないなどです。

このドラマの方言は、私のようなハングル初級者でも、言っている内容はわからなくとも、ソウルの言葉とは全然ちがうことがわかります。李翊燮・李相億・蔡琬著「韓国語概説」(大修館書店)を参考にしながら慶尚道方言の特徴をみていきたいと思います。

1.慶尚道方言には独特のアクセントがある

ドラマで話される慶州の言葉には、独特のアクセントというか、イントネーションというかがあり、ソウルの言葉とは全然違うことがわかります。「韓国語概説」ではこれを「声調」と呼んでいます。「声調」というと中国の「声調」が思い出されますが、日本語の高低アクセントに近いもののように思われます。

2016年12月16日金曜日

北星余市高校教育相談会 わが娘もパネルディスカッションのパネラーに


12月14日付の「しんぶん赤旗」東北・北海道のページに「北星余市高校 存続へ運動続く 閉校の危機救え、地域住民ひとつに」という記事が載っていました。存続運動の一環として全国各地で教育相談会などが開催されていることが紹介されています。(存続の危機がない時でもやっていましたが・・・)


私の住んでいる函館では、10月22日に北星余市高校と函館のPTA(パドレスの会)の共催で行われ、卒業生でもある私の娘がパネルディスカッションのパネラーとして、自分の思いを語りました。親が言うのもなんですが、よくまとまったいい発言だったと思います。本人の了承を得たので、娘が書いた原稿を紹介したいと思います。

2016年12月15日木曜日

韓国ドラマでハングル学習(6)「ホグの愛」 多義語 쓰다 の役割

11月に受けた3度目のハングル検定3級は結果待ちです。9月10月にかけて今度は自分でも勉強した方だと思います。合否はまだわかりませんが、どちらにしてもギリギリかなと思っています。

久しぶりの「韓国ドラマでハングル学習」です。「ホグの愛」を見ました。心温まるストーリーでしかもハッピーエンド、心が洗われました。

さてドラマのストーリー展開で、韓国語の多義語というか、ひとつの単語なのに多くの意味を持っている言葉が小道具のように面白い役割を果たしているなあと思いました。

その単語は「쓰다」(スダ)という動詞で、辞書を引くと、①使う、②書く、③(帽子などを)かぶる、④苦い(この場合形容詞)となっています。

2016年10月21日金曜日

茂辺地川のサケ、「茂辺地」と「紋別」の地名の由来は同じ 

昨年(「茂辺地川のサケはサイコー」)につづき、今年も茂辺地川のサケを見てきました。

茂辺地川はあまり大きくない川なのでサケを近くで見ることができるので、数えきれないサケが遡上しているその姿が感動的です。この日(10月19日)は、観光客と思われる方々もタクシーに乗って見学に来ていました。


2016年10月12日水曜日

韓国ドラマでハングル学習(5)単語を覚える 「数える」は세다

またまた「2度目の二十歳」です。

ハ・ノラは田舎でおばあちゃんと二人っきりで暮らしていたのですが、どうしてもソウルの芸術高校でダンスをやりたくて、おばあちゃんに隠れて農家で牛糞運びのアルバイトをします。ノラはよろよろと猫車を押しますが転んで牛糞を浴びてしまいます。近くの川で身体を洗っているとおばあちゃんがあらわれ家に連れていかれます。そして大きなタライにいれられ髪を洗ってもらいます。ノラの気持ちを察したおばあちゃんは意を決していいます。

「서울 가자 ソウル ガジャ」(ソウルに行こう)

2016年10月9日日曜日

韓国ドラマでハングル学習(4)韓国語の敬語について

今日も「2度目の二十歳」から。

公証人役場?(法務事務所?)で、事実上の離婚を確認するノラとウチョル。建物の外に出て、せいせいした顔の夫のウチョルは、やっと宿題をひとつかたづけたという感じで、ノラを昼食に誘います。

ノラは「小腹がすいているときにお食べになっていたじゃないですか」。「授業があるんでしょ。車の中にソーセージがあるから途中で食べてくだい」と食事を断り、「もう行かれて」と言って、歩いて行ってしまいます。

そのやりとりの中で、ノラは「お食べになっていたじゃないですか」を「モグシジャナヨ」(먹으시잖아요)、「もう行かれて」の「行かれて」を「カショヨ」(가셔요)と言っています。

2016年10月8日土曜日

韓国ドラマでハングル学習(3)韓国語の連音化を考える

11月13日、3度目のハングル能力検定3級に挑戦します。今度はしっかり勉強してから受験しようと、NHKラジオ講座「レベルアップハングル」をノートをとりながら勉強しているところです。

ところが集中力が持続しないのです。すぐ飽きちゃて、「これも韓国語の勉強だ」と開き直ってドラマを見てしまうんですね。

最近では「2度目の二十歳」(두번째 스무살)が面白かったですね。このドラマの第1話でおもしろかったことをネタに「韓国語の連音化」について考えてみたいと思います。

2016年7月20日水曜日

『日本語を作った男 上田万年とその時代』を読んで

久々に分厚い本を読みました。500㌻を超える「日本語を作った男 上田万年とその時代」(山口謡司、集英社インターナショナル)です。

「日本語を作った?日本語なんてもともとあったじゃないか」と思ってしまいますが、明治期、日本語には標準語というものがなく、軍隊の中で隊長が「トツッギッ(突撃)!」と薩摩訛りで号令しても「今の号令、何のことか分かったかノ?」「ワダグス、分がんねがったもネ!」などと、井上ひさしが『國語元年』という戯曲で書いていたそうです。

明治時代はさらに、書き言葉と話し言葉が違っていて、おまけに仮名遣いも歴史的仮名遣いで書いた言葉と読みが一致しない状況だったんですね。

この本のタイトルに出てくる上田万年という男は、あまり知られていない人ですが、日本における言語学の草分け的な人で、言文一致の日本語を作ろうとした人物です。

この本は、だからといって上田万年の生涯や思想だけを書いているわけではなく、「日本語」に関わることをテーマに明治の日本の歴史を書いた大作といっていいかと思います。

仮名遣いをふくむ標準的な日本語が実現するのは結局は戦後に持ち越されるわけですが、石田万年という男は、言文一致の日本語、発音通りに表記する日本語をめざしていたとのこと。万年と同じ方向で文章を書いたのが夏目漱石で、言文一致の日本語に反対したのが森鴎外だったそうです。

2016年7月2日土曜日

函館市議会の議員定数について

函館市議会第2回定例会で、市議会議員の定数を5名減らすことが議会運営委員会で話し合われ、結論をみなかったことが新聞に載っていました。議員定数についてどう考えたらいいのか、以前、私が議員定数削減案に対して質疑した会議録を紹介します。

この質疑が終わったあとの採決で議員定数削減が決まりましたが、採決のあと、削減に賛成した議員2-3人から、「佳大さんの言っている通りですね。反対すべきだったかもしれませんね」とか「ヤジを言ってすみませんでした」とか声がかかりました。以下、私の質疑の大要です。

2016年6月26日日曜日

脱脂粉乳給食のあれこれ 「こども新聞」と「おもひでぽろぽろ」と「綱領教室」

毎週土曜日北海道新聞に折り込んでとどく「道新こども新聞 週刊まなぶん」に学校給食と脱脂粉乳のことが出ていました。
終戦の翌年の1946年、外国から援助された脱脂粉乳や缶詰を使った給食が始まりました。脱脂粉乳は牛乳から脂肪を抜いて粉にしたものです。これをお湯にとかして飲むのが、大切な栄養源でした。
50年代半ばには、牛乳にパンとおかずがつきました。戦後はアメリカから援助される小麦粉がたよりだったので、主食はパン。正式にご飯を使えるようになったのは76年からです。


2016年5月20日金曜日

柳広司『象は忘れない』を読んで


最近、「小説っていいなあ」と思ったのは、桜木紫乃の短編集『起終点駅』と柳広司の『象は忘れない』。これも短編集です。短編だけど連作のようになっていて、いずれも3・11の原発事故をテーマにしており、胸に迫ってくるものがありました。

本のタイトル『象は忘れない』は、内容とまったく関係がないようですが、英語のことわざからとっているそうです。「象は非常に記憶力が良く、自分の身に起きたことは決して忘れない」という意味とのこと。

ひとつひとつの作品のタイトルも内容との関係が私にはわからないのですが、「道成寺」「黒塚」「卒塔婆小町」「善知鳥」「俊寛」のタイトルは能楽の謡本からきているとのこと。

これらのことは、「しんぶん赤旗日曜版」4月10日号のインタビュー記事を読んで知りました。

この記事はよくできているので、もう少し引用してみたいとおもいます。